和うるし工房あい 国産漆 漆掻き 香川漆器 松本和明 宮崎佐和子

工房について

和うるし工房あい


香川県善通寺市中村町697-1  

TEL/FAX 0877-63-3930  
ai-japan@mx8.tiki.ne.jp


(仕事の調整がありますので、来訪ご希望の方は必ず事前にご連絡いただけますようお願いいたします)

 

 

仕事のコンセプト


日本産のうるしの美しい表情に魅せられ、全国でも先駆けて国産うるし100%の工房を立ち上げました。

純粋な“和うるし”のみで、物作りをしています。
漆の苗を植え、漆の畑をつくり、この“和うるし”という希有な素材を後世に残していきたいと考えております。
日本産うるし独特のデリケートな表情を多くの方にごらんいただければと嬉しいです。

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工房保有の国産漆の桶。大きい桶は五貫(約20kg)、中の桶は三貫(約12kg)、小さい桶は一貫(約4kg)。

 

 工房の作品のポリシー

すべて、高品質の国産漆(岩手県/浄法寺産漆、茨城/奥久慈漆・大子漆 等)を100%使用しています。

国産漆でありさえすれば、必ず高品質、品位が高いとは言えません。

工房で見極めた高水準の品質の漆のみ収集し、それを独自の方法で熟成をさせ、最高にスペックを高めた状態で使います。

この扱いは独自のため他の工房ではみられないものです。
昨今では見ることさえ難しくなった、純粋な国産漆の美しい表情を多くの方に見ていただき、国産漆に対するご理解と愛情を深めていただこうと考えています。


●日用使いのうつわ
椀、カップ、箸、スプーン、日常使いのための重箱、弁当箱 など

現在の漆工芸では欠かせないものとなっている溶剤(灯油、テレピン油など)を、木地固めから上塗りまで一切使用せずに制作しております。
また、朱漆の顔料は水銀朱ではなく、非水銀系の顔料「王冠朱」やベンガラを使用しております。


●美術品の作品
絵画、茶道具、装飾に重点を置いた重箱の一部

表情の幅を広げるために、一部、溶剤(揮発性の高いリグロイン等)を使用することがあります。
また、朱漆は発色の良い水銀朱(黒田等)を使うことがあります。

 

 

 

和うるし工房あい漆畑


■場  所/五色台(香川県高松市中山町)


■土地所有者/松本宮子(松本和明の祖母)


■植栽期間/2002年~2017年(予定)


■広  さ/約3反
■植栽苗木/ウルシの木(分根法による阿波漆)


■植栽方法/畑を15分割して、15年間毎年植栽


■漆採取開始年度/2018年(予定)


工房のウルシ畑があるのは、高松市の五色台という山の中腹です。


2002年から漆の苗(徳島産)を少しずつ植栽し、2016年には試験的に漆掻きを開始しています。

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